サイクリストの方から素敵な寄稿がありましたので、こちらに掲載させていただきます。(写真は当寺が添付しております。)

関西在住40代(Y.U様)

1300年以上の歴史をほこる兵庫の古刹播州清水寺が、サイクリスト達の間で話題になっている。その理由は、2021年からはじまった『ヒルクライム参拝』だ。

播州清水寺は兵庫県加東市の標高550mある御嶽山の山頂に立ち、境内までは麓のゲートから車で上がるか、大人の足で45分程かけて登山するのが今までの参拝方法だった。

しかし2021年4月より、スポーツサイクルに限り山頂までの道路を走行しても「よい」とお寺が許可した。立地からしてまさにヒルクライム!これはサイクリストにとって魅力的だ。

心臓破りの急坂を上がると、待っているのは静かな山頂と緑美しい広大な境内。そこには時折山風が吹き、下界から体力を振り絞って上がってきた体を癒してくれる。

西国三十三所第25番札所 播州清水寺

仁王門から入ると右手に歴史を感じる石垣を見ながら参道を歩く。薬師堂や引退ポストなど見所の多いお寺で、全体を見ようと思うと1時間半ほどかかるそうだ。個人的には、何度も来てコンプリートしたくなった。

ここで一つ特筆しておきたいのが、このお寺で授与されるスポーツサイクル専用のお守り。自転車用のお守りは今更珍しいものではないが、ここのお守りは形状が特徴的で、ドリンクホルダーの〝中に〟取り付ける。ペタッと貼るシールでもなく紐でぶら下げるタイプでもない。ドリンクホルダーの〝中に〟取り付けるので、自転車の外観にまったく影響しない。つまり、愛車のデザインを少しも変えないのだ。

まさにスポーツサイクル愛好家のために作られたお守りとしか言いようがない。初めて見た時は思わず唸ってしまった。他にもこのお寺にしかないオリジナルのお守りが幾つかあるそうで、どれも考案から制作までかなりの時間をかけて作られているらしい。

場所は神戸市の奥のほう、丹波篠山の手前あたり。麓一帯も山々に囲まれていて気持ちがいい。ぜひ一度、ヒルクライム参拝に挑戦することをオススメする。

入山ゲートから山門まで2.6km
標高獲得約232m、平均斜度8.8%
播州清水寺オリジナルのスポーツサイクル御守り
ドリンクホルダーの中に取り付ける形状
取り付けは簡単です

播州清水寺オンライン授与所はこちら

↓ ↓ ↓

https://kiyomizudera.base.shop/